埼玉県八潮市にある会社様の一般建設業許可 大工工事業を新規申請して受理されました。
大工工事業に分類される型枠工事をメインにお仕事をされている会社様で、代表取締役の実務経験が5年を超えたのを機に建設業許可の申請となりました。
型枠工事とは?
まず、型枠工事とはどういった工事になるのか簡単にご説明します。
鉄筋コンクリートの建物を建築する際には骨組みとなる鉄筋を組み立て、その鉄筋をコンクリートで固めます。
型枠工事とは、コンクリートを流し込むために必要となる型枠をその場で組み立て、コンクリートを流し込み、成型していく工事です。
また、一般住宅の基礎工事でも型枠工事を行います。建物の強度や耐震性を左右する大事な基礎となる工事であり、その建物に合った最適な型枠を作り上げます。
大工工事業の経営業務の管理責任の実務経験
大工工事業のみの申請でしたので、最低でも5年間の実務経験を証明します。
社長自身が、個人事業主として約3年、法人成りしてから3期を終えたタイミングでしたので、実務経験は5年10ヶ月分を証明できました。
個人事業主時代の確定申告書の原本と、全ての請求書と通帳の原本、そして発注書等を揃えておきます。
大工工事業の専任の技術者要件
大工工事業における専任の技術者要件は、社長自身が「型枠施行(型枠工事作業) 一級型枠施工技能士」の資格を取得されていました。
大工工事業の財産的基礎
一般建設業許可の場合の財産的基礎は500万円です。今回は残高証明書を取得して証明しました。
大工工事業の事務所要件
ご自宅兼事務所として申請しました。
事務所へは生活スペースを通ることないよう動線を確保しておく必要があります。また、事務所内には固定電話や複合機、デスク、商談スペースを用意しなければなりません。
戸建の場合は、生活スペースとなる1階と事務所となる2階で分けるとわかりやすいです。
建設業許可に必要な人的要件、財産的基礎、事務所と全てを証明し、埼玉県県土整備部へ申請となりました。